《栃木県Webサイト探訪》

奥日光・足尾

奥日光の旅で記憶に残る定番の景色といえば次の7つでしょう。

1つ目は、明知平展望台からの中禅寺湖と華厳の滝の遠望です。展望台へは明知平ロープウェイで行きます。乗り口は、上りの第2いろは坂の終点近くの駐車場にあります。展望台には植物園も併設されていて、中禅寺湖へのハイキングコースの入口にもなっています。なお、駐車場からの眺望が定番の景色と思っている人が結構多いようにも思われます。

2つ目は、半月峠展望台からの男体山と中禅寺湖の眺望です。また、展望台ほどではありませんが駐車場からの眺めもまずまずです。

3つ目は、中禅寺湖畔から戦場ヶ原に登っていく道路の右手前を入ったお茶屋さんの展望台から見上げる竜頭の滝です。眼前に長く黒い岩肌が45度で駆け上がり、そこを流れ下って来る幾筋もの白糸と、そこここに上がる水しぶきが木々に見え隠れする様子は、新緑の季節でも、紅葉の季節でもとても美しく記憶に残ります。

4つ目は、3つ目と似たところがありますが、湯ノ湖から戦場ヶ原に直接流れ下る湯滝です。こちらは、滝のすぐ横を歩いて登る細い登山道が整備されており、湯ノ湖まで続いています。

5つ目は、金精峠付近から入る、切り込み・刈り込みルート、あるいは五色沼ルートの途中の眺望です。

6つ目は、男体山頂からの眺望です。登山ルートは複数あり、事前訓練をしっかりやった後にチャレンジされるとよいでしょう。

そして7つ目、極めつけが、日光白根山からの360度の眺望ではないでしょうか。


中禅寺湖と男体山:

中禅寺湖と男体山
中禅寺湖歌ヶ浜駐車場より男体山を望む

奥日光の自然探訪といえば、戦場ヶ原の木道ハイキングと、周辺の山々や湖沼を巡る軽登山が挙げられます。ルートは多数あり、いずれもよく整備されています。

半月山からの中善寺湖と男体山の眺望もすばらしいでしょう。車では立木観音裏手から中腹の駐車場まで行くことができます。

戦場ヶ原の光徳牧場脇から林道を入って、山王峠付近から戦場ヶ原を俯瞰するのも良いでしょう。

戦場ヶ原から湯ノ湖・金精トンネル(冬季は閉鎖)を抜けて群馬県丸沼高原へ出れば、日光白根山(奥白根)へ西ルートで登ることもできます(途中までロープウェーもあり)。ここからのパノラマは多分県内随一でしょう。


足尾:

いろは坂の手前、清滝から122号線に入り、日足トンネルを抜ければ足尾町に到ります。渡良瀬川の源流、および支流の庚申川(こうしんがわ)は本格的な渓流釣り場です。沢登り愛好家もよく訪れています。

足尾バイパスの中間点から、東の山側に県道15号線の入口があります。道路は直ぐに急坂となって難所続きですが、粟野へ出ることができ、鹿沼あるいは壬生、栃木方面への抜け道として貴重です。粕尾峠を越えれば、思川の上流、粕尾川に沿って延々下り坂となります。

粕尾川と尾根を隔てて、南西方向に永野川、秋山川、彦間川と順に並びます。一方、粕尾川の北東部には、粟野川、荒井川、大芦川、黒川の清流が、順に筋となって南東へ下っています。これらの川の上流部は、いずれも山女や岩魚の優良釣り場ですが、それぞれ中・下流域では鮎釣りが楽しめます。


以上